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研究内容

研究内容(大学子育て)

テーマ
大学を拠点として取り組む子育て支援 -前向き子育てプログラムの有効性の検証-


研究目的
狭山市・入間市の子育て世代を対象に実施したアンケート調査を基に構築した子育て支援プログラムから子育てを前向きにとらえられる支援を施行し、本プログラムが前向き子育て支援プログラム(肯定的育児感情の向上)としての有効性を検証する。

研究概要
 人の生(life)を支える学の構築に取り組んでいる本学は、専門性を有する教員が在籍している。大学のリソースとしての教員を活用した子育て支援プログラムを構築するために、狭山市・入間市の子育て世代に対し、子育てへの思いと本学に期待する子育て支援に関する調査を実施した(2019年)。結果からは、子育てへの思いとして、ポジティブな思いとネガティブな思いがあることが明らかになった。ポジティブな思いは、幸せが最も多く、ネガティブな思いは、疲労感が最も多かった。期待する支援は、反抗期・発達の知識支援、次に子育てカフェ、クッキングの交流支援が上位であった。「ポジティブ」「ネガティブ」「両方の思い」の3群が期待する支援17項目のどの支援を選んでいるか検討した結果、ポジティブ群は、つながり・体験等の交流のある支援を期待していた。一方、ネガティブ群の多くは、子育てに対する前向きな感情が乏しく、他者との交流や体験を求めず、個別対応を取り入れたプログラムを必要としていることが示唆された。
そこで、本研究では、感情に関連する子育て問題(育児不安等)をもつ親を支援するプログラムを実施し、実施前後の育児感情、子どもとの関わりの変化を比較し、本プログラムが前向き子育て支援プログラム(肯定的育児感情の向上)として、有効であるかを検証する。

研究方法の概略


本研究は以下のプロジェクトにて実施している。
2018年度~2020年度 東京家政大学総合研究プロジェクト 
課題番号6 子育て世代の健康な生を支える学―親になるプロセスを支える学の構築―

2021年度~2022年度 東京家政大学女性未来研究所 研究プロジェクト
課題 大学を拠点として取り組む子育て支援 -前向き子育てプログラムの有効性の検証-

運営

東京家政大学 藤田藍津子
埼玉県狭山市稲荷山2-15-1
(AM9:00-PM4:30 土日祝休み)